皆さん、こんにちは。
「品川区民とつくる未来」の新井さとこです。
「子どもを授かりたい」
この切実な願いを、経済的な理由や社会の無理解によって諦めさせてはいけない。私は、母として、そして一人の女性として、心からそう思っています。
私の元にも、不妊治療に取り組む方々から多くの声が寄せられます。
「仕事との両立が本当に大変…」
「終わりが見えない治療に、心が折れそうになる」
「経済的な負担が重くのしかかって、夫婦の笑顔が消えてしまう」
そんな切実な声を聞くたびに、胸が締め付けられる思いです。
品川区の取り組み、まずは大きな一歩
もちろん、私たちの品川区も指をこまねいて見ているわけではありません。
令和6年7月から、体外受精や顕微授精といった生殖補助医療の保険適用分の自己負担額に対して、医療費を助成する事業がスタートしました!これは、当事者の経済的負担を少しでも和らげようという、本当に素晴らしい一歩です。心から歓迎したいと思います。
<品川区の主な助成内容>
- 対象者: 法律婚・事実婚の夫婦で、一方が区内在住など
- 助成回数: 妻の年齢が40歳未満なら1子ごとに6回まで、40歳以上43歳未満なら3回まで
こうした具体的な支援が始まったことは、本当に大きな前進です。
でも、まだ足りない、私たちが向き合うべき課題
しかし、この一歩だけで十分と言えるでしょうか?私は、まだまだ課題が山積していると感じています。
- 仕事と治療の両立の壁:
不妊治療は、頻繁な通院が必要です。でも、「職場に知られたくない」「休みを取りづらい」という理由で、治療を諦めたり、退職を選んだりする方が後を絶ちません。これって、あまりにも悲しいことじゃないでしょうか? - 精神的なサポート不足:
治療の過程では、身体的な負担はもちろん、精神的な負担も計り知れません。気軽に悩みを相談できる場所、同じ悩みを持つ仲間と繋がれる場所が、もっともっと必要です。 - 情報へのアクセスの格差:
どんな治療法があるの?助成金はどうやって申請するの?必要な情報が、それを本当に必要としている人に届いていないケースも少なくありません。
私、新井さとこはそのように感じております。
だからこそ、私は品川区にもっと踏み込んだ取り組みを求めたいと思っています。
- 所得制限のない、さらなる助成の拡充を
子どもを望む気持ちに、所得は関係ありません。誰もが安心して治療を受けられる環境を目指すべきです。 - 区内企業への働きかけ強化
不妊治療のための休暇制度(妊活休暇)の導入を積極的に働きかけ、治療と仕事が両立できる社会を品川から作っていきたい。 - ワンストップの相談窓口の設置
助成金の申請から、専門家によるカウンセリング、ピアサポート(当事者同士の支援)まで、一つの窓口で完結できる体制を整えたい。
「品川区で子どもを産み、育てたい」
区民の皆さんに心からそう思っていただけるような品川区にしなければならないと考えております。
皆さんの声が、私の力になります。ぜひ、あなたの声を聞かせてください。
一緒に、頑張りましょう!
品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ
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