【品川区】高校受験の次は中学受験…!低年齢化する受験戦争が過酷すぎる件について

皆さん、こんにちは。

「品川区民とつくる未来」の新井さとこです。

以前、このブログで「品川区の女子の高校受験が過酷!」という記事を書かせていただいたのですが、本当にたくさんの方に読んでいただけたようで、ありがとうございます!

やっぱり、多くの方が同じようなことを感じていらっしゃるんだな…と改めて実感しました。

そして、最近。

高校受験もさることながら、さらに低年齢化している『中学受験』の熱気も、この品川区でひしひしと肌で感じることが増えたんです。

スーパーでの立ち話、公園でのママ友さんたちの会話…。

ふと聞こえてくるのは、

「〇〇ちゃん、もう3年生から塾に行ってるんですって!」

「うちもそろそろ考えないと、乗り遅れちゃうかしら…」

といった声。

これって、決して特別なことではないんですよね。

なぜ、品川区の中学受験は「過酷」に感じるのか

高校受験とはまた違った、独特の厳しさがある中学受験。

特にこのエリアで「過酷だなぁ」と感じるポイントを、私なりにまとめてみました。

  • スタートダッシュが早すぎる!
    なんといっても、スタートの早さ!
    小学4年生からが本格的なスタートと言われていますが、実際には3年生、もっと早いと1、2年生から準備を始めるご家庭も少なくありません。

その背景には、とても切実な事情があるように思います。

以前の高校受験の記事でも少し触れましたが、特に女子の場合、人気の学校は中高一貫校が主流ですよね。そういった学校は、高校からの募集人数が極端に少なかったり、そもそも高校募集をしなかったり…。

「あの中高に行かせたいなら、もう中学受験で入るしかない!」

そんな親心から、どうしても準備が前倒しになり、「乗り遅れたくない」という思いも相まって、スタートダッシュがどんどん早まらざるを得ない…という側面が強いのだと感じます。「公園で遊ぶ時間より、机に向かう時間の方が長い…」なんて話も、こうした事情を思うと、本当に切実な問題ですよね。

  • 選択肢が多いからこその「悩み」と「競争」
    品川区やその周辺には、大学までの一貫校、進学校、特色ある教育を掲げる学校など、本当に魅力的な私立・国立中学がたくさんあります。
    選択肢が多いのは嬉しい反面、
    「うちの子にはどこが合っているの?」
    「あそこの学校は人気だから、倍率がすごいらしい…」
    と、親の悩みは尽きません。結果的に、人気の学校に志望が集中して、熾烈な競争が生まれてしまっているのが現状です。
  • 家計を直撃する「塾代」問題
    これも切実な問題ですよね…。
    月々の授業料はもちろん、夏期講習や冬期講習、志望校別対策講座、模試代、教材費…。
    子どもが「がんばりたい!」と言っている手前、親としては「お金がかかるから…」とは言いにくいもの。でも、その負担は決して軽いものではありません。

「うちの子のため」が、プレッシャーになっていないか

中学受験を乗り越えた先には、素晴らしい環境が待っているのかもしれません。

それは、親として子どもに願う、ごく自然な気持ちだと思います。

でも、時々ふと立ち止まって考えてみたいんです。

周りがやっているから、という焦りで始めていないかな?

親の「こうなってほしい」という願いを、子どもに押し付けていないかな?

そして何より、お子さん本人が、心からそれを望んでいるのかな?

勉強に追われて、大好きだったはずの習い事をやめてしまったり、友達と遊ぶ約束を「塾があるから」と断ることが増えたり…。

子どもの可能性を広げるための中学受験が、逆に子どもの世界を狭めてしまうとしたら、それはとても悲しいことだと思いませんか?

最後に

もちろん、中学受験が「悪」だと言いたいわけでは全くありません。

目標に向かって親子で突き進む経験は、何物にも代えがたい素晴らしい時間だと思います。

ただ、その熱気に飲み込まれそうになった時、一度立ち止まって、「この子にとっての本当の幸せってなんだろう?」と考えてみることが、とても大切なのではないでしょうか。

高校受験も、中学受験も、あくまで長い人生の通過点の一つ。

品川区という教育熱心なエリアだからこそ、周りの情報に流されすぎず、それぞれのご家庭とお子さんに合った道を、笑顔で見つけていきたいですね。

もし同じようなことで悩んだり、迷ったりした際は、どうぞ新井さとこまでお気軽にお声がけください。何か少しでも、お役に立てることがあるかもしれません。

なんだか少し熱く語ってしまいましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ

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