こんにちは。「品川区民とつくる未来」代表の、新井さとこです。
わたしは以前、仲良くしているママ友から旦那さんのことで色々と相談を受けていたことがあります。配偶者やパートナーからの暴力は、重大な人権侵害であり、決して許されるものではありません。「自分が悪いのかもしれない」「誰に相談していいか分からない」と一人で悩まず、まずは専門の窓口にご相談ください。この記事では、DVに関する品川区で頼るべき窓口についてご紹介したいと思います。
品川区のDV相談窓口
品川区には、DV被害に関する相談を受け付ける専門の窓口があります。プライバシーは厳守されますので、安心してご連絡ください。
1. 品川区配偶者暴力相談支援センター(DV相談)
品川区では、DV被害者を総合的に支援するため「配偶者暴力相談支援センター」としての機能を整備しています。専門の相談員が、気持ちに寄り添いながら一緒に解決の方法を考えます。
相談窓口 | 品川区ジェンダー平等推進センター |
電話番号 | 03-5479-4104 |
受付時間 | 平日 午前9時~午後5時 |
相談内容 | ・配偶者やパートナーからの暴力(身体的、精神的、経済的、性的など)に関する悩み ・今後の生活についての不安 ・利用できる制度や支援についての情報提供 |
その他 | ・電話相談のほか、予約制で面接相談も可能です。 ・性別を問わず相談できますが、男性からのDV相談は電話のみとなります。 ・法律相談やカウンセリング相談も別途実施しています。 |
2. しながわ見守りホットライン(24時間受付ダイヤル)
DV被害に気づいた周囲の方からの通報や、夜間・休日など緊急性を要する場合の相談窓口です。
相談窓口 | しながわ見守りホットライン(DV用) |
電話番号 | 0120-776-602(フリーダイヤル) |
受付時間 | 24時間365日 |
相談内容 | ・DV被害を受けている、または受けている可能性がある方に関する情報提供・相談 |
品川区の主な支援内容
相談窓口では、状況に応じて以下のような支援を案内・実施しています。
- 安全の確保と一時保護
命の危険が差し迫っているなど、緊急性が高い場合には、警察と連携して安全を確保します。また、一時保護施設(シェルター)への入所に関する相談や手続きの支援を行います。 - 自立に向けた支援
被害者が暴力から逃れ、安定した生活を送れるように多角的な支援を行います。
- 情報提供: 公営住宅への入居、生活福祉資金の貸付、就労支援など、自立に必要な各種制度の情報を提供します。
- 証明書の発行: 住民票の閲覧制限(DV支援措置)の手続きや、国民健康保険・国民年金の手続きなどで必要となる「相談証明書」を発行します。これにより、加害者に現在の住所を知られることなく行政手続きを進めることができます。
- 子どもへの支援
DVは子どもにも深刻な心理的影響を与えます。子どもへのカウンセリングや、就学に関する支援などについても相談できます。 - 専門家による相談
必要に応じて、弁護士による法律相談や、臨床心理士などによるカウンセリングにつなぎ、法的な問題や心のケアをサポートします。
DV対策としての取り組み
品川区では、DVを未然に防ぐための啓発活動にも力を入れています。
- 意識啓発: 区の広報誌やウェブサイト、パンフレットなどを通じて、DVが人権侵害であることや、相談窓口の周知を行っています。
- 若年層への教育: 中学生・高校生などを対象に、交際相手からの暴力である「デートDV」に関する出前講座を実施し、若い世代が正しい知識を身につけ、健全な関係を築けるよう働きかけています。
もし、あなたやあなたの周りの方がDVで悩んでいたら、決して一人で抱え込まず、まずは上記の窓口へお電話ください。もちろん新井さとこも親身にご相談に乗らさせて頂きます。安全な場所で、これからのことを一緒に考えるための第一歩です。
品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ
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