皆さん、こんにちは。
政治団体「品川区民とつくる未来」代表の新井さとこです。
日々の活動の中で、地域の皆さんから様々なお話を伺いますが、特にお子さんの教育に関するお悩みは、私も一人の親として、とても身につまされる思いです。中でも最近、「中学受験を考えているけれど、どうやって塾を選んだらいいのか…」というご相談を多くいただくようになりました。
何を隠そう、我が家も子どもの中学受験では本当に苦労しました。今日は、少しだけ我が家の経験をお話しさせてください。
成績が伸びない…親子で泣いた日々のこと
「どうして、うちの子だけできないの?」
塾の送迎、お弁当作り、夜食の準備、そして山のようなプリントの整理…。親としてできる限りのサポートをしているつもりなのに、子どもの成績は思うように伸びませんでした。
模擬試験の結果が返ってくるたびに、親子でため息をつく日々。焦る気持ちから、つい「どうしてこんな問題が解けないのか」と親子で悩んでしまい、子どもが目に涙を浮かべる姿を見ては、自己嫌悪に陥る。そんな悪循環に、親子ともども疲れ果てていました。
「もう受験なんてやめて、のびのびと公立中学に進んだ方が、この子にとっては幸せなんじゃないか…」
何度もそう思いました。では、なぜそこまでして私たちは中学受験にこだわったのか。それには、今の東京の教育事情が関係しています。
なぜ「中学受験」だったのか?
品川区をはじめ、都内のご家庭が中学受験を選択する背景には、「高校受験からの選択肢の狭さ」という現実があります。
人気の高い私立や都立の中高一貫校の多くは、高校からの募集人数が非常に少ない、あるいは全く募集しない「完全中高一貫」の形をとっています。つまり、「あの学校に入れたい」と思っても、中学受験のタイミングを逃すと、高校受験でその門を叩くことすらできないケースが多いのです。
もちろん、高校受験にも素晴らしい学校はたくさんあります。しかし、我が家では「子どもの将来の可能性を、できるだけ広げてあげたい」という想いから、中学受験という選択をしました。それは、決して平坦な道のりではありませんでしたが、今となっては、親子で一つの目標に向かって走り抜けた、かけがえのない経験だったと感じています。
あなたのお子さんに合う塾の見つけ方
こうした苦しい経験をしたからこそ、今、塾探しで悩んでいる皆さんに伝えたいことがあります。大切なのは、「偏差値や合格実績だけで決めない」ということです。
お子さんの性格や現在の学力に合った塾を選ぶことが、長い受験勉強を乗り越える上で何よりも重要です。
チェックポイント①:集団指導? それとも個別指導?
・集団指導:周りの仲間と切磋琢磨するのが好き、競争心があるお子さん向けです。一方で、授業についていけなくなると、質問できずに置いていかれてしまう可能性もあります。
・個別指導:自分のペースでじっくり学びたい、特定の苦手科目があるお子さん向けです。先生に質問しやすい環境ですが、競争心は生まれにくいかもしれません。
チェックポイント②:塾の雰囲気と先生との相性
大手進学塾から地域密着型の塾まで、品川区内にも様々な塾があります。ぜひ、お子さんと一緒に体験授業や説明会に参加してみてください。「この先生の授業は分かりやすい!」「教室の雰囲気が好き」とお子さんが感じることが、モチベーションを維持する鍵になります。
チェックポイント③:親のサポート体制
塾の先生との面談の頻度、家庭学習へのアドバイスなど、親へのサポートが手厚いかも確認しましょう。受験は親子二人三脚です。親が安心して相談できる環境は、精神的な支えになります。
中学受験は、お子さんの人生にとって、あくまで通過点の一つです。この経験が、お子さんの未来を豊かにするものであってほしいと、心から願っています。
もし、塾選びや日々の勉強のことで悩んでいたら、一人で抱え込まないでください。私でよければ、いつでもお話をお聞きます。一緒に、お子さんにとって最良の道を探していきましょう。
ご連絡を、心からお待ちしています。
品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ
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