子育は「嬉しい」と「大変」の毎日。品川区の子育て支援と、ママ・パパのリアルな声

皆さま、こんにちは!新井さとこです。

「母の目で。庶民の感覚で。」を大切に、日々活動しております。私も現役育児ママとして、子育て世代の皆さんと全く同じ気持ちで毎日を過ごしています。子どもの寝顔に癒されたかと思えば、次の瞬間には「もう、なんでこうなるの!」と頭を抱えたり…。本当に、嬉しいと大変の繰り返しですよね。

そんな目まぐるしい毎日を送るパパ・ママを応援するため、品川区は子育て支援にとても力を入れています。今回は、その心強いサポート内容と、それでもなお残る「現場の課題」について、皆さんと共有したいと思います。

心強い!品川区の充実した子育て支援

まず、品川区が誇る手厚いサポートをご紹介します。「こんな制度があったんだ!」と、新しい発見があるかもしれません。

  • 経済的なサポートで家計を応援
    中学生までのお子さんの医療費の自己負担分を助成してくれる「子どもすこやか医療費助成」や、2023年度から始まった「区立小中学校の給食費無償化」は、子育て世帯にとって本当にありがたい制度です。さらに、区独自の「しながわっ子未来基金」などを活用し、困難を抱えるご家庭への支援にも力を入れています。
  • 多様な保育サービスで「いざ」という時も安心
    認可保育園の充実はもちろん、保護者の病気やリフレッシュなどの際に一時的に子どもを預かってくれる「一時保育」や、子どもが病気の時に頼れる「病児・病後児保育」など、多様なニーズに応えるサービスが用意されています。また、「産後ドゥーラ」の利用助成など、出産直後の一番大変な時期を支えるサポートも手厚いのが特徴です。
  • 親子のための「居場所」で孤立を防ぐ
    区内には、親子が気軽に立ち寄って遊んだり、他の親子と交流したりできる「児童センター」がたくさんあります。育児の悩みを相談したり、ちょっとした息抜きをしたり。こうした「居場所」の存在が、子育て中の孤立感を和らげてくれる大切な役割を担っています。

でも、現場からはこんな「リアルな声」も

しかし、制度が充実している一方で、子育ての現場では、まだまだ多くの課題があります。私も、地域の皆さんから直接、たくさんの切実な声をお聞きします。

  1. 終わらない「保活」と隠れ待機児童の問題
    品川区は公式には「待機児童ゼロ」を達成したとされています。これは素晴らしい成果ですが、その裏では、希望の園に入れず育休を延長した方や、やむを得ず認可外の施設を選んだ「隠れ待機児童」と呼ばれる方々がいます。点数制度に一喜一憂し、先の見えない中で保育園を探す「保活」の精神的な負担は、今も決して軽くはありません。
  2. 「いざという時」に頼れないもどかしさ
    「病児保育、制度としてはあるけれど、子どもの急な発熱で朝に電話をしても、どこもいっぱいで断られてしまう…」。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。本当に困っている時にこそ使いたいサービスが、予約で埋まっていては意味がありません。ニーズに対して、施設の数やスタッフが追いついていないのが現状です。
  3. 保育の「質」と保育士さんの負担
    子どもたちの成長を日々支えてくれている保育士さん。しかし、そのお仕事は専門性が高いにも関わらず、依然として厳しい労働環境や待遇の問題を抱えています。保育士さんが心に余裕を持って働ける環境は、子どもたちが受ける保育の「質」に直結します。子どもたちの安全と健やかな育ちのためにも、保育士さんの処遇改善は待ったなしの課題です。

「子育てしやすい街」の、その先へ

これらの課題を解決するためには、単に施設を増やす、制度を作る、というだけでは不十分です。

保育士さんの待遇を改善し、専門職としての地位を確立すること。多様化する働き方に合わせて、もっと柔軟に利用できる一時預かりの仕組みを整えること。そして、障がいのあるお子さんや、医療的ケアが必要なお子さんなど、特別な配慮を必要とするご家庭への支援を、さらに手厚くしていく必要があります。

私、新井さとこは、こうしたママ・パパたちのリアルな声を聞いていきたいと思います。子育ての喜びも大変さも、地域みんなで分かち合える、そんな温かい品川区を一緒に作っていきましょう。皆さんの声が、政治を動かす一番の力になります。いつでも、お気軽にお声がけください。

品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ

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