現役パパママ座談会:品川区の子育て、ココが良い!ココが課題!

こんにちは。「品川区民とつくる未来」代表の、新井さとこです。

「子育てしやすい街」として名前が挙がることも多い、私たちのまち品川区。手厚い支援制度が注目される一方で、「実際のところ、どうなの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、区内にお住まいの3名のパパ・ママにお集まりいただき、リアルな本音を語っていただく座談会を開催しました!

【参加者のご紹介】

  • Aさん(ママ): 区内在住10年。小3と4歳の姉妹を育てるフルタイム勤務のワーキングマザー。
  • Bさん(パパ): 3年前に他県から引っ越してきた。元気いっぱいの小1の男の子のパパ。
  • Cさん(ママ): もうすぐ2歳になる女の子を育てるママ。現在育休中で、区内の子育て支援施設をよく利用している。

やっぱりスゴイ!品川区の子育て「ココが良い!」

司会新井: 本日はお集まりいただきありがとうございます!早速ですが、皆さんが感じる「品川区で子育てしていて良かった!」と思う点を教えてください。

Aさん: やっぱり、経済的な支援の手厚さは一番に感じますね。特に昨年(2024年)から始まった「第2子以降の保育料無償化」は、本当に助かっています。上の子が小学生になっても対象になるので、下の子の保育料が無料になったのは衝撃でした。それに加えて「給食費」と「学用品費」の無償化も。毎月の引き落としがなくなるのは、地味に大きいですよ。

Bさん: 僕は公園の充実ぶりに驚きました。引っ越してくる前は、ここまで大きい公園があると思っていなくて。「しながわ区民公園」なんて、水族館もあるし、自転車の練習もできるし、一日中遊べますよね。週末は息子とよく行っています。あと、何気ない住宅街にある小さな児童遊園も、ちゃんと整備されていてキレイなのが嬉しいです。

Cさん: 私は、乳幼児向けの屋内施設が充実しているのがありがたいです。特に八潮にある「ぐるっぽ」は、広くておもちゃもたくさんあって、雨の日や暑い日には本当に重宝します。近所の児童センターにも「子育てひろば」があって、同じくらいの月齢の赤ちゃんとママ友ができて、孤独な育児から救われました。

Aさん: 教育面でいうと、品川区独自の「小中一貫教育」も特徴的ですよね。いわゆる「中1ギャップ」を心配しなくていいのは、親としては安心材料の一つかなと感じています。

「もっとこうだったら…」品川区の子育て「ココが課題!」

司会新井: ありがとうございます。手厚い支援や施設の充実ぶりが伝わってきます。一方で、「ここがちょっと大変」「もっとこうだったらな」と感じる点はありますか?

Aさん: やはり「保活」ですね…。保育料が無償になっても、希望する園に全員が入れるわけではないのが現実で。特に1歳児クラスは本当に激戦でした。駅前の人気園は、兄弟加点があっても厳しいと聞きます。もう少し区全体で保育の受け皿が増えると嬉しいなと思います。

Bさん: 公園についてですが、息子が小学生になって感じたのは「思いっきりボール遊びができる場所が少ない」ことですね。安全上の理由から「ボール遊び禁止」の公園が多くて…。キャッチボールやサッカーの練習ができる広場のような場所が、各エリアにもっとあると嬉しいです。

Cさん: 先ほど屋内施設の話をしましたが、施設の充実度に少しエリア差があるかな?と感じることはあります。あと、区が南北に長いので、京急線沿線から大井町線沿線へ行くなど、東西の移動が少し大変で…。バスもありますが、ベビーカーだと乗り降りが大変な時もあるので、つい電車で行ける範囲で行動がまとまりがちになりますね。

Bさん: 教育のことで言うと、小中一貫の9年間、ずっと同じメンバーで過ごすことに、少し不安を感じる声も聞きます。人間関係が固定化してしまわないか、とか。中学受験を考えているご家庭も周りには結構いて、学校との連携など、少し気を使う部分はあるかもしれません。


司会新井: 皆さん、貴重なご意見をありがとうございました。

経済的支援や施設の充実といった素晴らしい点がある一方で、待機児童の問題や施設の地域差、子どもの成長段階に応じた遊び場の確保など、現場のパパ・ママだからこそ感じるリアルな課題も浮き彫りになりました。

これからも、こうした区民の声を大切にしながら、品川区が誰にとっても「本当に子育てしやすい街」であり続けるために、何が必要なのかを考えていくことが重要だと改めて感じました。

品川区民とつくる未来 代表 新井さとこ

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